絞りの羽織を名古屋帯へ

これは、私の祖母の絞の羽織です。

とても小さい女性だったので、丈も短く、肩裄もまったく出せません。

 

私が着ることは、どう頑張っても不可能なのです・・・。

でも、とても素敵。

見れば見るほど、大好き。

捨ててしまうには忍びない。

なによりも、大好きで大切な祖母の遺品です。なんとか使えるものによみがえらせたいと思いました。

 アップにするとこんな感じの絞の羽織。

まずは、全部解いて、どれだけ使えるか「洗い張り」しました。

洗い張りとは、解いた布をハヌイして一反の反物にもどし、洗って乾かすことです。

それでも昔のしみ込んだ汚れは取れませんが、軽いよごれは綺麗におちます。

 今回の羽織も古い汚れはおちませんでしたが、綺麗なところは使えそうです。

そこで京都の職人さんと相談し、名古屋帯にしてもらうことにしました。 黒の名古屋帯はとても合わせやすくて重宝しそうです。待つこと、一か月半どうなることでしょう・・・

念願の 名古屋帯が完成しました。

柔らかくてとても締めやすい帯となりました。

京都の職人さんの工夫で長さも十分あり、

たれにも模様が配置されています。

また、前にも可愛い柄が配置されました。

 

費用は掛かりましたが、祖母の着物が生き返ったようで

とても嬉しく思います。

黒地の名古屋帯は大変着物に合わせやすく、重宝しています。

帯揚げや帯〆でいろいろな工夫ができて、

着こなしが楽しめます。

 

羽織から名古屋帯への再生、大成功です。

 

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