【着物のたたみ方について説明していきます】

着物を着た後、2~3日室内で干して着物をかわかします。

その後、着物をたたんで仕舞わなければいけません。

そのたたみ方を説明したいと思います。

まずは、きれいな場所に着物を広げなければなりませんので、畳や床をきれいにしましょう。

そして、そこへ衣装敷をひろげます。(白い紙)

その1

写真のように左側に衿、右側が裾、となるよう広げます。

 

まず、右脇の縫い目に沿って折ります。まっすぐ、ピンと、です。

「右脇縫い目」と書いてあるあたりに座るとちょうど良いと思います。

 

次に、右袖を袖付けのところで、身頃の下へ折ります。

写真は、右袖を折り終わったところです。袖が、折れ曲がらないよう注意してくださいね


その2

次に衽線(おくみせん)を手前に折ります。

青の点線が衽線ですが、実際の折り目は衽線の通りではありません。

以前折ってあった通りに折ることがポイントとなります。



その3

その2で書いた通り、右の衽を手前に折り返しました。

先ほども書きましたが、縫い線の通りではありません。最初の折り目の通りに折ってくださいね。

 

重要な衿の部分の写真を右に入れておきます。



その4

その3の写真の上部の左立妻(たてづま)を先ほど手前に折り返した立妻に重ねます。

上部の左脇線は手前にずれています。

その5で左脇線を一番手前の右脇線に移動するとぴったり合うので、今はずれを気にしません。

重要な衿の部分の写真を右に入れておきます。


その5

先ほどだぶついていた左縫い線を手前に持ってきます。「その1」で折った右脇の縫い目と重ねます。

左の衽線が自然と折れて、ぴったり重なります。(以前の折り目の通りが正解です。自然と折れるはずです)

背縫いがまっすぐ伸びるようにしてください。

左上部に「その2」で折りこんだ右袖が少し見えています。

人によりますが、左の脇線を重ねても衿先は見えることが多いです。

次に左袖を袖付けで折るようになります。


その6

左袖付けで折り、身頃と重ねる。

完成!

 

衿が折れないように気を付けて、多通紙の長さに合わせて折り上げて、完成です。